2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第8話

誤算の果て ふたつの話が描かれる。 ひとつは、タイムズスクエアの看板の下で、マティーニの宣伝パーティーが開かれ、巨大なマティーニグラスにモデルが飛び込んで感電死するエピソード。ほんとは感電死ではなく、検死が進むに従い、事件の様相が二転三転す…

交渉人スペシャル

連ドラ後の2時間スペシャル。かつてのSITのメンバーも下半身不随になっている者あり、SPになっている者ありで時間の経過を感じさせる。 このドラマの魅力はとにかく米倉涼子の無表情と引き締まりすぎたボディにあり、あ、あとちょっと陣内孝則の無口にもある…

ビッグボーナス

「ま、いくら正確に目押しができても、ビッグボーナスを揃えることはできないんですけどね」 「えー! そうなの?」 えー! そうなの? って、そんな当たり前のことにビックリしているお前に、おれはビックリだよ。 ハセベバクシンオー。宝島文庫。 第2回「…

第16話

髪を切られた女 おお、今回の相棒は芹沢くんかっ。 伊丹刑事に怒鳴られる人としては最適だけど、右京さんとの関係は「勉強になります」だから、本命ではないなぁ。 お話は、得意の映画もの。 年老いた名監督の現場にふたりがちょこちょこあらわれ、不思議な…

第8話

悪魔の囁き 下半身と両手の指のない死体が発見される。 下半身はワニに食われたのだが、指を切り落としたのは犯人だった。 指がやがて死体の胃から発見される。ところが、よく調べると、十本とも異なる女性のものだった。 恐るべき死のメッセージ。 しかし、…

NHKスペシャル

うつ病治療・常識が変わる 日曜日に録画しておいた番組を見る。 うつが心のカゼと呼ばれることには抵抗がある。そんなに軽いもんじゃない、とうつ患者を家族にもつ者としては考える。 「その言い方は間違いだよ」 と思いながら、番組を見ていたが、内容はよ…

第6回

お菓子なファッションショー?! デザイナーたちが朝早くから連れ出されたのはお菓子のハーシーズ。制限時間五分。まだ誰もいない店内で、嵐のような略奪戦が繰り広げられる。これはいい宣伝だなあ。 今回は、お菓子を使った服。実際にはお菓子のおまけやグ…

100均で老眼鏡

ローソンの100均で、1.5から3.0まで老眼鏡を5本買う。1本105円である。 メガネ専門店で調整してもらってすぐまた見えにくくなるより、いろいろな強さの老眼鏡をまとめ買いするほうが効率的なのではないか。 どうせ一本じゃ無理なのである。本を読む、パソコ…

エリザベス : ゴールデン・エイジ

2007年イギリス。 第80回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞作品だが、衣装デザインくらいしか評価点がないのだなぁ、と納得する。 予告編では「えーっ、女王が自分から舟に乗り込んで戦うのお。すげー」っ思ったんだけど、勘違いだった。というか、勘違いする…

第18話

腐ったオレンジ ほんの些細なことからカーチェイスが始まり、片方の車が道路の崩落でいきなり視界から消えてしまう。なぜ道路が、と思ったら、銀行強盗の掘ったトンネルだった。 始まり方はワクワクさせるのに、だんだん話が進むにつれてしょぼくなっていく…

兄帰る

wowowのドラマW。 木村佳乃主演ということで観てみた。 題名とぜんぜん違うやないか! とびっくりした。 正確にいうと、婚約者死体で帰るである。 失踪者というテーマには興味がないわけではないから引き込まれたが、最初から結末がわかっているドラマはやっ…

第7話

制裁 美人看護婦が血まみれの服を脱ぎ、シャワーを浴び、必死で手を洗っている。 そこへフラックが踏み込み、逮捕。 アパートメントの前には、彼女をレイプしたと目される道楽息子がナイフだらけの死体となっていた。 これで彼女が犯人だったら番組開始30秒…

蝉花

山上龍彦、すなわちマンガ家の山上たつひこである。最近、「中春こまわり君」で再脚光を浴びているが、一時期、マンガを止めて、小説に専念していた。 小説は、山上龍彦名義で、「兄弟! 尻が重い」(講談社、1993年)、「太平」(講談社、1993年)、「蝉花」(集…

ボーン・コレクター

1999年アメリカ。 ボーンシリーズというと、別の記憶喪失アクションものがあるが、こちらは連続猟奇殺人サスペンスもの。 4年前の事故で寝たきりになり、首から上と指一本しか動かなくなってしまったライムが、有能な女性巡査ドナヒーを無線で指揮して捜査に…

第15話

密愛 すげえ! いや、足りないな。 すげえ! すげえ! すげえ! と三回くらい叫んでから、ようやく感想でも書こうかという気持ちになる。 シーズン7の最高傑作は「越境捜査」で決まりなどと勝手なことを思っていたが、このような作品を観せられては、気持ち…

古沢良太作品リスト

相棒 古沢良太脚本作品 season4 第2話 殺人講義 2005/10/19 長谷部安春 14.7% 第8話 監禁 2005/11/30 和泉聖治 14.0% 第10話 殺人生中継 2005/12/14 近藤俊明 16.3% 第16話 天才の系譜 2006/02/08 和泉聖治 16.2% 第19話 ついてない女 2006/03/01 和泉聖治 1…

第7話

地上の王国 これを見ると、モンタナ州のイメージがめちゃくちゃ悪くなる。アメリカ的といえば、とてもアメリカ的かもしれないのだが。 マッチョの行き着く果てが、自分の王国。「おれには王国を作る自由がある」と自分を手榴弾で吹き飛ばした犯人はビデオで…

ロンドンハーツ

格付けしあう売れっ子たち 『(女子高生に聞いた)将来結婚するならこの男』。1.陣内智則 2.千原ジュニア 3.徳井義実(チュートリアル) 4.世界のナベアツ 5.有吉弘行 6.山崎弘也(アンタッチャブル) 7.井戸田潤(スピードワゴン) 8.木村卓寛(天津) 9.春日俊彰(オ…

世界一周恐怖航海記

直木賞作家、車谷長吉の長編エッセイ。 平成十七年十二月二十六日(月) 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 塚本邦雄「日本人霊歌」 併し私は今日まで日本を脱出したいと思うたことは一遍もない。ところが、このたび日本を脱出することにな…

第17話

ティファニーのお仕置き 早朝、弁護士がバイオディーゼル車に轢き殺される。 一方、カフェではトニーという男が射殺される。 二つの事件は共通点があった。どちらも被害者が小児性愛者だということ。なぜわかるかというと、チャットで小児性愛者をおびき寄せ…

第6話

呪われたハロウィン アメリカのドラマは大変だ。この季節にはなにがなんでもハロウィンを扱わないといけないから。 出だしが怖い。墓から手が出て、墓堀人の足をつかみ、地上に脱出していく。次のシーンではその男が、何百人ものゾンビの中で倒れ、死んでい…

酒気帯び車椅子

中島らも。長編小説。初出、「小説すばる」二〇〇四年三月号〜八月号 霧のような雨がもやを成している中を私は早足で「ひさご」へ向かった。とにかく早く一杯やりたかった。「ひさご」は横須賀本町に建つ私の家のごく近くにある居酒屋だ。そのまつすっと家に…

アメトーク

カレーライス芸人 カレーライス芸人。 関根さんが面白かった。 ゲストの面々は、 ヒデ(ペナルティ) 関根勤 木村明浩(バッファロー吾郎) 宮川大輔 ケンドーコバヤシ 徳井義実(チュートリアル) 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) みんな胸に自分の好きなト…

第14話

男装の麗人 ネタが宝塚歌劇団、なんだけど、そのままやるわけにはいかないから、劇団員のパトロン的存在の社長と退団した元スターで構成している。ちょっと回りくどい。 新人公演で、仕掛けられた事故で潰された新人が出てくるのだけど、「断トツの才能の持…

フレンチ・コネクション2

1975年アメリカ。 前作の相棒ラソー刑事(ロイ・シャイダー)は出てこない。 そのせいか、かなり変則的な続編。 不死身っぽいドリル刑事がひとりでマルセイユに乗り込んでくる。前作で逃したボス、シャルニエを捕まえるためだ。 身内のなかでもそうとう嫌われ…

フレンチ・コネクション

1971年米。 てっきりフランス映画かと思っていたら、38年前のアメリカの映画だった。ドキュメンタリータッチ。 実話をもとにした麻薬捜査の話。追う方も追われる方も悪役面なので区別がつかない。 見所は殺し屋がジーン・ハックマンの暗殺に失敗し、追われま…

沖で待つ

絲山秋子。第134回芥川賞受賞作。 本書には「勤労感謝の日」と「沖で待つ」が収録されている。薄い本である。 勤労感謝の日(「文學界」2004年5月号) 何が勤労感謝だ、無職者にとっては単なる名無しの一日だ。それともこの私に、世間様に感謝しろ、とでも言う…

イッツ・オンリー・トーク

絲山秋子。文春文庫。 プロフィール。 絲山 秋子 1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後住宅設備機器メーカーに入社、2001年まで営業職として勤務。03年「イッツ・オンリー・トーク」で第96回文學界新人賞を受賞。04年『袋小路の男』(講談社)で第3…

第16話

傷だらけの帰還 ブラジルでのホレイショはどう見てもただの大量殺人者なんだが……なんでアメリカに戻ってくることができたのだろう。 CSIの一員であるカリーが誘拐され、以後、犯人たちの殺人の痕跡を消す作業に協力しつつ、ヒントを残し続ける技は、うまく作…

第5話

不思議の国のヴィーナス チームの中でも目立たず、おたく担当みたいになっているアダムが今回の主人公。 なぜなら、舞台の半分くらいはバーチャルリアリティである「セカンドライフ」の中だから。決闘で勝たないと入れない場所など、アダムの活躍がなければ…