第6話

呪われたハロウィン

 アメリカのドラマは大変だ。この季節にはなにがなんでもハロウィンを扱わないといけないから。
 出だしが怖い。墓から手が出て、墓堀人の足をつかみ、地上に脱出していく。次のシーンではその男が、何百人ものゾンビの中で倒れ、死んでいく。
 事件はもうひとつ。一家が惨殺され、壁の中の小部屋に隠れた少女だけが撃たれていたものの一命を取り留める。呪いの館の科学的解明。
 どちらのエピソードも面白く、満足のいくできだった。

ハロウィンの夜、ホラー映画「悪魔の棲む家」の舞台でもあるアミティヴィルで、父親が妻と息子達を撃ち殺した末に自殺し、隠し扉の奥にいた少女だけがかろうじて助かるという事件が発生した。この家は、31年前にも父親が自殺し幼い娘を行方不明になる悲惨な事件が起きた「呪いの館」。早速ダニーとリンジーが捜査を開始する。どこからともなく現場に現れ、リンジーに「この家から出て行け」と告げて消えた老女の正体は? 少女が目撃した真犯人とは…?