子どものうつが心配なときに

子どもの不登校。 子どものひきこもり。 子どもの暴力。 その背後にあるのは「うつ」ではないか? 大人だけではなく、子どももうつにかかる。 いじめや対人トラブル、親の過剰や期待や無関心、学校生活、クラブ活動など、さまざまな要因がストレスとなって、…

「宰相A」

「宰相A」(田中慎弥)、読了。 あの戦争で日本が負けてしまったときに、アメリカが遠慮会釈なしに日本を占領した、もうひとつの現代日本。 約三割ほどの正しい日本人はアングロサクソンで、いわゆる日本人は旧日本人としてインディアンを思わせる居住地に…

「献灯使」(多和田 葉子)

表題作がとくに長く、長編の趣き。2011年を起点とする日本年代記である。年代記というと、つい火星を連想する私としては、自分の足下の地続きにこんな長大な物語が成立したことに驚く。 収録作は「献灯使」「韋駄天どこまでも」「不死の島」「彼岸」「動物た…

「仕事で使える!Gmail」発売!

お仕事報告です。 電子書籍を書きました。 Chromebookビジネス活用術シリーズの第3弾。「仕事で使える!Gmail」(600円)というタイトルの書籍です。 オンデマンド印刷に対応しているので紙でもお求めいただけますが、電子書籍版のほうがお得な値段設定です。 …

仕事で使える!Googleドキュメント お仕事報告です。 電子書籍を書きました。 Chromebookビジネス活用術シリーズの第2弾。「仕事で使える!ドキュメント」(600円)というタイトルの書籍です。本日から発売です。 オンデマンド印刷に対応しているので紙でもお…

『幻想文學セラピスト』第三夜「カフカと変身と3つの扉」イベントレポ

parabolica- bis 2015.4.5 浅草橋駅から徒歩五、六分歩くと、不思議な外見のビルが建っている。ギャラリースペース「parabolica- bis[パラボリカ・ビス]」だ。 この空間を知ったのは、二〇一四年五月二十四日に、米光一成さんと千野帽子さんがふたりで一冊…

Amazonでmp3音源を買ってみた

私はフリージャズが好き。 中でも山下洋輔トリオが好き。 ものすごい数のアルバムがある。 ずばりオススメはヨーロッパツアーものだ。「イン・ヨーロッパ 1983 - complete edition」(山下洋輔トリオ+) 山下洋輔トリオとして最後のヨーロッパ・ツアーのステ…

新刊発売です

ChromeBookを紹介する本を書きました。 書き下ろし電子書籍です。「仕事で使える!Chromebook ビジネスマンのクラウド活用ガイド (深川岳志著 NextPublishing)」。 500円(電子版)と900円(オンデマンド版・紙)が選べますが、ほぼ電子書籍狙いの書き下ろし…

電子書籍レビュー「まさか発達障害だったなんて」

日本の電子書籍の数もだんだん増えてきた感じ。 老眼も進んだことだし、たいていの本はタブレットで読んでいる。 最近では「まさか発達障害だったなんて (PHP新書)がよかった。 さかもと未明さんが四十歳をすぎて発達障害とADHDを併発していたことに気づき、…

うめの小沢さんと原作者の松永肇一さんに聞きました。

日経ビジネスオンラインに「電子革命」シリーズの最新作として、『スティーブズ』第1巻刊行に至る道のりを掲載していただきました。「大東京トイボックス」のうめといえば、まだAmazonが日本で電子書籍の販売を開始していない時期に、米国Amazonから日本人初…

noteショートショートリスト

1〜10 コドモ 隣人 籾殻 誕生日 中断日ショートカット 下戸線 内蔵異変 魔法刑事 名無しの神様 11〜20 分別 指令 ボタン 名探偵はいずこ 撮影開始 声 蟻の行列 惨劇 メール 消失 21〜30 掃除機 バスに乗って 健康診断 督促 発現条件ダダ漏れ 国選弁護人 魂 …

情報発信の心得

知らないことをネットで調べる習慣はもはや消えそうにない。スマホやパソコン、ネット好きな人だけでなく、ごくふつうにそうなってる。 問題は情報がネットに集中しすぎて、候補が出すぎること。求める情報にアクセスする時間がどんどん長くなっている。 電…

電書Workshop、募集開始。

詳しいことは告知ブログに書きました。 http://debshoworkshop.blogspot.jp よろしくお願いします。

sigilはやばいのか

「EPUB編集ツール「Sigil」が苦境!? いったいどうなるの?」という記事が話題になっている。sigilというのは、フリーで複数のプラットホームに対応していたこともあり、これまでEPUB作成ツールの定番とみなされていた。 わたしも自分で使っていたし、人に…

電書サロン

二十年前、とくに深く考えることなくいま住んでいるところに居住地を定めたのだが、その後、よくぞまあこんな中古建て売りが空いていたな、という気分になった。 近くにでっかい公園がある。行政が公園と隣り合った小学校を合体させるという試みをしていて、…

電書に似合うコンテンツ

電書には、どんなコンテンツが似合うだろうか。 注目しているのは、インタビュー、聞き書き、対談など、音声を加工するタイプのコンテンツである。 自分の得意ジャンルだからということもあるが、スピード感をもって作れる、イベントと組み合わせられる、本…

電書Workshop無料体験講座

まだ「電書」って概念自体が世の中に認知されていないなーという思いがあります。電書Workshopは、いずれ、どんなコンテンツを作るかという内容のほうに重点を移していきたいのですが、しばらくは無料体験講座として、とりあえず電書を体験してみる、という…

快適なアウトプット

電書とは直接関係ないけど、「入力」について書いておきたい。 電書は電子的なデータだから、文字以外にも絵、写真、音、動画、なんでも組み合わせることが可能だ。 とはいえ、個人的にはメッセージを伝えやすいのはマンガと活字だと思っている。音楽や動画…

電書Workshopについて

来年から「電書Workshop」を始めてみようと思っています。 場所は、いつもこのブログで言ってるブックカフェイココチ。東高円寺随一のサードスペースであります。 電書という概念を発明したのは、ゲーム作家でライターで大学教授の米光一成さんです。その経…

複数読みのすすめ

私は並列タイプだ。 本の読み方の話ね。 いろんなところに、読みかけの本が放り出してあって、手にすると読んでいる。 テーマというほどのものはなく、しいていうといくつかに分類できるかもしれないけど、時によって変わるのであまり意味はない。いまは、坂…

小松左京さん、ご逝去

SF御三家の重鎮、小松左京さんが亡くなった。 茫然としてしまって、悲しいとか残念といった気持ちはわいてこない。 中学、高校と、SF御三家が精神的支柱だった。 もし小松左京が存在しなかったら、私は本の世界に入り込まず、そのまま死んでいたかもしれない…

小説の宣伝

ひどくねむたいのだが、それに気づいていることじたい、すでに眠りがやぶれつつあるしょうこだ。板東は泣きたいきもちではっきりしていく意識に身をゆだねた。 まぶたがひらいた。視界のはしに二本の棒があった。足だときづいたとたん、足の持ちぬしはうごき…

5月1日、電書ゆる売り告知

■告知! 5月1日(日曜日)、午後1時から5時まで、東高円寺徒歩1分のカフェ(イココチ)で電書の販売を行います。30種類の電書を取り揃えています。価格帯は100円〜400円程度が主力。 ■ご案内 iPad2を入手されたみなさん、おめでとうございます。使い心地はい…

電書レビュー集を作りたい

電書は実体のないものです。 紙の本のように、「はい、これ」と見せることができない。 もちろん、iPhoneやiPadで「こんなのー」と見せることはできるのですが、それは、「こんな本」というのとは微妙にズレていると感じています。そこで、電書のレビュー集…

電書雑誌よねみつ創刊号!

「電書雑誌よねみつ」創刊号がとうとう出たよ。 私も「電書革命外伝」という聞き書きを書いています。 2011年分ということで(たぶん12冊以上)をまとめて予約購入できます。 そうそう。米光さんが「実験雑誌だからどんどん変わっていくよー。変わっていくと…

MacBook Air 11インチ欲しい!

MacBook Air 11インチ欲しい!母親のはじめてのパソコンにMacBook Air 11インチを選んだ。 セッティングしていたら、自分も欲しくなってしまった。 紙のノートのイメージにかなり近い。

第4回電書ゆる売りレポート

1月9日。 東高円寺「イココチ」にて第4回ゆる売り。 寝坊してはっと気がつくと3時をとっくに過ぎていて、イココチに向かって走りました。 前回は誰も来なかったので、べつに問題なかろうとなどと思いつつ、扉をあけてびっくり仰天。 日経クリック、日経ビジ…

第3回電書ゆる売り

第3回の電子ゆる売りはいつも通り、イココチで待機したいと思います。ひょっとして、帰省のためはやくも第3回にして沈没? と思っていたのですが、26日深夜発のバスになったので、夕方は大丈夫。15時〜17時くらいがコアタイムで、その前後もゆるーくいる感じ…

場所の変更

いつもはカフェ「イココチ」で行っている電書ゆる売りですが、本日は「イココチ」さんが貸し切りのため、場所が急遽、変更になりました。 同じ東高円寺のカフェですが、新宿方向に向かってすこし歩きます。 散歩かふぇ「ちゃかぽこ」です。 例によって、作務…

第1回ゆる売りレポート

12月12日(日)。ひとりイベント「電書ゆる売り in イココチ」の第1回を行いました。 午前中はのんびりゴッホ展に行っていたので、電車の中で電書行商から戻ってきたばかりの佐々木あららさんの「合流します」ツイートを見て、あせったけど、予告時間の午後2時…