フレンチ・コネクション

 1971年米。
 てっきりフランス映画かと思っていたら、38年前のアメリカの映画だった。ドキュメンタリータッチ。
 実話をもとにした麻薬捜査の話。追う方も追われる方も悪役面なので区別がつかない。
 見所は殺し屋がジーン・ハックマンの暗殺に失敗し、追われまくるシーンだろうか。
 麻薬の隠し場所はクルマの中と推測する。推測は車体重量から確信に変わるが、どこをどう分解しても見つからない。クルマがどんどん解体されていく過程もスリリング。
 鬼畜刑事ものが好きならオススメ。


キャスト

役名 役者 読み
Jimmy Doyle Gene Hackman ジーン・ハックマン
Alain Charnier Fernando Rey フェルナンド・レイ
Buddy Russo Roy Scheider ロイ・シャイダー
Sal Boca Tony Lo Bianco トニー・ロ・ビアンコ
Pierre Nicoli Marcel Bozzuffi マルセル・ボズフィ
Devereaux Frederic De Pasquale フレデリック・ド・パスカル


スタッフ

監督 William Friedkin ウィリアム・フリードキン
製作 Philip D'Antoni フィリップ・ダントニ
製作総指揮 G. David Schine
原作 Robin Moore ロビン・ムーア
脚本 Ernest Tidyman アーネスト・タイディマン
撮影 Owen Roizman オーウェン・ロイズマン
音楽 Don Ellis ドン・エリス
編集 Jerry Greenberg ジェリー・グリーンバーグ

フランスのマルセイユで刑事が1人殺された。同じ頃、ニューヨークのブルックリンでは、通称ポパイと呼ばれるドイル刑事(ジーン・ハックマン)と相棒のラソー刑事(ロイ・シェイダー)が、麻薬の売人狩りに躍起になっていた。2人は、とあるクラブで金使いのあらい男を見つけ、クサイとにらんだ。そのイタリア人の男はサル・ボカ(トニー・ロー・ビアンコ)といい、やはり麻薬ルートとつながりを持っていた。一方、マルセイユの港では刑事を射殺した殺し屋ニコリ(マルセル・ボザッフィ)が、フランスの実業家シャルニエ(フェルナンド・レイ)と密談していた。シャルニエはテレビ・スターのアンリ(フレデリック・ド・パスカル)を使って、アメリカの麻薬ルートとのコネクションを図っていた。ドイルとラソーは、サルを洗っていくうちに仇敵の麻薬商人のワインストックと、シャルニエを捜査線上に描き出していた。それから、ドイルたちのシャルニエに対する執拗な尾行が始められた。しかし、ドイルはシャルニエの悪知恵にまんまとまかれてしまった。ドイルの上官のシモンソンは、本格的な尾行活動に先だって、連邦警察官のマルデリッグとクラインの2人を、ドイルとラソーに組ませたが、彼らの間には絶えず険悪な空気が流れていた。そうした頃、アンリがはるばるフランスから船で運んできたリンカーン車が、ニューヨークの港に着いた。数日後、ドイルはビルの屋上から何者かに狙撃された。それは殺し屋のニコリだった。狙撃に失敗したニコリは高架線の地下鉄で逃走を図った。ドイルは手近の車を徴発して、ニコリを追った。高架線の上と下で、暴走する地下鉄と自動車のすさまじい競走が繰り広げられた。そして数十分後、他の電車に激突した車両から出てきたニコリの体をドイルの執念の銃弾が貫いた。更にアンリの車が怪しいとにらんだドイルは、車を押収し解体して、大量のヘロインを発見、それを元通り復元してアンリに戻し、罠を張った。そうとは知らぬシャルニエとワインストック、サルの一派は、ワード島で取引を行なった。しかしその時には、ドイルたちに率いられた警官隊が周囲を包囲していた。やがて激しい銃撃戦が展開され、サルは射殺され、ワインストックは逮捕された。また、廃墟に逃げ込んだシャルニエを追ったドイルは、誤って仲間を1人射ってしまったが、うろたえるラソーに一瞥をくれただけでひるまずにシャルニエを追い詰めていった。やがて、その廃墟に、銃声が一発響いて消えた。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD7877/story.html