TVドラマ

第12話

科学捜査班 第七の地獄 「夜のフロスト」を読み終えた直後に見たので、捜査組織が流感で壊滅状態という妙な符合が面白かった。 マフィアものである。 マフィア絡みの事件は、どうもピンと来ない。日本では実感しにくいからだろう。 刑務所からの遠隔操作ネタ…

第13話

絆 二つ、いや正確には三つの事件が並行する。 そのうち二つは関連している。 舗道上に展開した花屋で花を選んでいる女性がいきなり散弾銃で撃ち殺される。犯人は誰も観ていない。 その二件となりのビルで、家庭裁判所の判事が撲殺される。 一方、隣人の息子…

第1話

殺人模型崩壊 CSIの新シーズンが始まった。 前回シーズン7を通じてずっとひっぱり続けた模型殺人事件(殺人の前にその現場をそっく模倣した精緻な模型が届けられる)、一応、犯人は精神を病んだ女性、ナタリーだと判明するが、最後の犠牲として、サラ・サイド…

第13話

野心の果て 今回の焦点は、ロッシと同じタイプの強引な捜査官が自らの野心のため、連続殺人犯を暴き立てようとして、自分が危機に陥る部分。 「エゴが自らをあぶなくする」 というのは、捜査される側にも捜査する側にもいえるという話。 捜査官が事件を足上…

第12話

父の過去、娘の秘密 あらすじ 証人保護プログラム中の人間が殺人を犯した場合、裁けるのかどうかがテーマ。 証人保護プログラムとは、法廷や諮問院会で証言者を被告発者からの制裁から保護するために設けられた制度である。ようは、マフィアの「血の掟」から…

第12話

ネバーランドの悲劇 心臓が凍った死んだホテルオーナーと、ハイスクールバスの屋根から落ちてきたネグリジェ姿の女性の話。ふたつの話はお互いに交錯しない。 あいかわらずビジュアル的な見せ方は非常にうまいのだが、そろそろ手の内が尽きてきた感じを受け…

第11話

危険な遊び タイトルは二重の意味を持つ。事件も二つ。 冒頭いきなりの死体には驚いた。バーで、葉巻が爆発したのだ。吸っていた男は、口を吹っ飛ばして即死。口をなくした男なんて映像は見たことがない。当たり前か。 しかしまあ、この映像の迫力のあること…

第19話

特命 僻村での老女の死。すでに使われなくなった丸木小屋での不気味な惨劇。いや、惨劇のあとを伺わせるシーンから始まる。 自閉症だが天才的な画才をもつ青年の描いた、おどろおどろしい絵が、特命係に送られてくる。 聖書のセールスマンとして潜入捜査を敢…

第11話

父の記憶 1980年代の連続猟奇殺人事件。人を掠い、何週間か「飼った」後に殺し、バラバラにして南北戦争の史跡に捨てる。だが、被害者を五人出したところで殺人はぴたりと止まる。 この未解決事件にふたたび光が当たったのは、大学生が続けざまに掠われ、そ…

第21話

裏切りのメッセージ ホレイショが撃たれたので、ああ、最終回かと思う。あまりにもクリフハンガーすぎてバカみたい。 例によって、ウルフが怪しいんじゃないのというブラフをかまして次シーズンにつなぐが、そんなわけないだろう。 ロンとの戦い、長引きすぎ…

第10話

ヒーローの真実 先週、「イギリス帰り以来ずっと続いているマック絡みのトラブルの新しい展開であることがわかる。これ、もう解決する気がまったくしない。絶対、次のシーズンまでひっぱるね。まだ9話目だけど、勝手に確信する」と書いたが、あっさり解決し…

第18話

悪意の行方 事件呼び寄せ人陣川のいらぬ介入により、杉下警部と警察庁経理課の陣川は別々に誘拐され、だるま船に監禁されることになる。この冒頭シーン、どこかで見たことがあると思ったら、「ガリレオで似たシーンがあった」と妻が言った。その時は、携帯の…

第10話

ダーク・ヒーロー ひさしぶりにゾクゾクっと来た傑作。 いつもとは作品の作りがまったく違う。たぶん実験作。 冒頭のシーンは、モノクロ。血だけが赤。夜の獣に襲われる。ヒーローであるナイトがナイフで撃退する。 実写なのに、二次元的。瀧のように降り注…

第9話

弔いのウエディング ふたつの話が描かれる。 ますます混乱度を増していくニューヨーク。 ひとつは、結婚式の控え室で死んでいた新郎。ど頭で、両家がいきなり殴り合うシーンがあり、驚く。両家ともセレブで、ロミオとジュリエットみたいな状況での結婚式だっ…

第20話

シークレットディスク 警察に「子供たちが撃たれている」という混乱した様子の通報が入り、現場に駆けつけたSWAT。家の中に踏み込むと、主人らしく男がナイフを振り上げて飛びかかってきたので、瞬殺。このへんはアメリカらしい。 が、通報はデマだった。 誰…

第19話

モルグに別れを さよなら、アレックスの回。 息子が巻き込まれた事件もぶじ解決したから、アレックスがモルグを去る特段の理由はなく、アレックス役を演じているカンディ・アレクサンダーの都合なのかなという気がする。←舞台の主演らしい。 ラストシーンの…

第17話

天才たちの最期 捜一が自殺と断定した事件に対し、弱小出版社でアシスタントをしている瑛子が文句を言いに来る。 受付で立ち往生する伊丹たち。そこへ警部殿があらわれ、体よくクレーム対処を任されるが…… 七年前、やはり詩壇を担うと言われた女性詩人が朗読…

第9話

ペネロープ FBI内部でガタガタする話。こういうテーマを取り上げるのはちょっと「相棒」的。 うたた寝してしまって後半しか見ていない。それでも充分おもしろかったが。 ペネロープの謎の過去がすこしわかる。 両親の死、引きこもり、ハッカーへの道。 事件…

第8話

誤算の果て ふたつの話が描かれる。 ひとつは、タイムズスクエアの看板の下で、マティーニの宣伝パーティーが開かれ、巨大なマティーニグラスにモデルが飛び込んで感電死するエピソード。ほんとは感電死ではなく、検死が進むに従い、事件の様相が二転三転す…

交渉人スペシャル

連ドラ後の2時間スペシャル。かつてのSITのメンバーも下半身不随になっている者あり、SPになっている者ありで時間の経過を感じさせる。 このドラマの魅力はとにかく米倉涼子の無表情と引き締まりすぎたボディにあり、あ、あとちょっと陣内孝則の無口にもある…

第16話

髪を切られた女 おお、今回の相棒は芹沢くんかっ。 伊丹刑事に怒鳴られる人としては最適だけど、右京さんとの関係は「勉強になります」だから、本命ではないなぁ。 お話は、得意の映画もの。 年老いた名監督の現場にふたりがちょこちょこあらわれ、不思議な…

第8話

悪魔の囁き 下半身と両手の指のない死体が発見される。 下半身はワニに食われたのだが、指を切り落としたのは犯人だった。 指がやがて死体の胃から発見される。ところが、よく調べると、十本とも異なる女性のものだった。 恐るべき死のメッセージ。 しかし、…

第18話

腐ったオレンジ ほんの些細なことからカーチェイスが始まり、片方の車が道路の崩落でいきなり視界から消えてしまう。なぜ道路が、と思ったら、銀行強盗の掘ったトンネルだった。 始まり方はワクワクさせるのに、だんだん話が進むにつれてしょぼくなっていく…

兄帰る

wowowのドラマW。 木村佳乃主演ということで観てみた。 題名とぜんぜん違うやないか! とびっくりした。 正確にいうと、婚約者死体で帰るである。 失踪者というテーマには興味がないわけではないから引き込まれたが、最初から結末がわかっているドラマはやっ…

第7話

制裁 美人看護婦が血まみれの服を脱ぎ、シャワーを浴び、必死で手を洗っている。 そこへフラックが踏み込み、逮捕。 アパートメントの前には、彼女をレイプしたと目される道楽息子がナイフだらけの死体となっていた。 これで彼女が犯人だったら番組開始30秒…

第15話

密愛 すげえ! いや、足りないな。 すげえ! すげえ! すげえ! と三回くらい叫んでから、ようやく感想でも書こうかという気持ちになる。 シーズン7の最高傑作は「越境捜査」で決まりなどと勝手なことを思っていたが、このような作品を観せられては、気持ち…

古沢良太作品リスト

相棒 古沢良太脚本作品 season4 第2話 殺人講義 2005/10/19 長谷部安春 14.7% 第8話 監禁 2005/11/30 和泉聖治 14.0% 第10話 殺人生中継 2005/12/14 近藤俊明 16.3% 第16話 天才の系譜 2006/02/08 和泉聖治 16.2% 第19話 ついてない女 2006/03/01 和泉聖治 1…

第7話

地上の王国 これを見ると、モンタナ州のイメージがめちゃくちゃ悪くなる。アメリカ的といえば、とてもアメリカ的かもしれないのだが。 マッチョの行き着く果てが、自分の王国。「おれには王国を作る自由がある」と自分を手榴弾で吹き飛ばした犯人はビデオで…

第17話

ティファニーのお仕置き 早朝、弁護士がバイオディーゼル車に轢き殺される。 一方、カフェではトニーという男が射殺される。 二つの事件は共通点があった。どちらも被害者が小児性愛者だということ。なぜわかるかというと、チャットで小児性愛者をおびき寄せ…

第6話

呪われたハロウィン アメリカのドラマは大変だ。この季節にはなにがなんでもハロウィンを扱わないといけないから。 出だしが怖い。墓から手が出て、墓堀人の足をつかみ、地上に脱出していく。次のシーンではその男が、何百人ものゾンビの中で倒れ、死んでい…