筒井康隆。新潮文庫。1995年、断筆中に発行された短編集。文庫本は単行本から「天狗の落し文」が除かれている。 作品のほとんどは各社の雑誌の1993年1月号に掲載されていることをみると、断筆宣言前に断筆を意識して書かれた作品群ということになるのだろう…

テレ朝の50時間テレビの一環として放送。 50時間テレビという企画自体が面白かったなあ。 24時間とか27時間とか、他局が長時間やればいいんだろ的な根性特番を多発している中で、十日間にわたってふだんやっている番組をスペシャル化していくというのは目か…

「恍惚病棟」山田正紀。現在はハルキ文庫で入手可能。 「小説NON」に1991年10月号から1992年4月号まで「テレフォン・クラブ」の題名で連載後、単行本化された本格推理。 食堂に老婆がひとりすわっている。老婆の前にはコーヒーの紙コップがある。コーヒーは…

空白の7秒 来たか、幼児性愛もの。これまでにも何回か同じテーマを扱っているが、アメリカはこの手の犯罪にきわめて厳しい。 が、それはそれとして、今回の見所は巨大なアウトレットモールの中で、神隠しにあったように消えた少女をどうやって捜すか、という…

仕事で必要なパーツを手に入れるために、ひさしぶりに秋葉原を歩く。 中央踊りの横断歩道は秋葉原散策の起点のひとつだと思うけど、細長いビルがまるまる「アダルトアウトレット」になっていたのには、驚いた。アダルトアウトレット。意味がよくわからない。…