エリザベス : ゴールデン・エイジ

 2007年イギリス。
 第80回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞作品だが、衣装デザインくらいしか評価点がないのだなぁ、と納得する。
 予告編では「えーっ、女王が自分から舟に乗り込んで戦うのお。すげー」っ思ったんだけど、勘違いだった。というか、勘違いするように編集されていた。
 それがなきゃ、ただの王宮もんじゃないか。
 なぜ、処女王と呼ばれたエリザベス一世が一生独身を貫いたかという謎に関しても答えを出していない。
 そこは、妄想でもいいから説のひとつも出すべきじゃないだろうか。どうせ虚構なんだから。
 よくわからない恋模様とリアリティのない戦争シーンだけじゃ2時間は持たないよ。
 イギリス映画とは思えない底の浅さ。前編にあたる「エリザベス」も観る気が失せる。



キャスト

エリザベス1世 ケイト・ブランシェット
フランシス・ウォルシンガム ジェフリー・ラッシュ
ウォルター・ローリー クライヴ・オーウェン
メアリー・スチュワート サマンサ・モートン
エリザベス・スロックモートン アビー・コーニッシュ
ロバート・レストン リス・エヴァンス
モリャ:フェリペ2世 ジョルディ
エリザベスに銃口を向ける若き暗殺者 エディ・レッドメイン
デヴィッド・スレルフォール エリザベスが信頼をよせる占星術