第7話

地上の王国

 これを見ると、モンタナ州のイメージがめちゃくちゃ悪くなる。アメリカ的といえば、とてもアメリカ的かもしれないのだが。
 マッチョの行き着く果てが、自分の王国。「おれには王国を作る自由がある」と自分を手榴弾で吹き飛ばした犯人はビデオで語っている。アメリカの考える自由ってこういうものかもしれないなあと思わせるところが深い、というか、不快。


 ロッシの使い方はまだおそるおそる。BAU創設メンバーにして、ベストセラー作者の復帰は「片付けるべきことが残っているから」で、過去のその事件さえ片付けばいつでも去っていけるように保険をかけている感じだ。
 キャラクターも硬軟の違いはあるものの、ギデオンとよく似ている。最終的な判断を下し、おれに従えというチームリーダー。ホッチナーの位置づけがいつも曖昧模糊としている。

モンタナ州グレートフォールズで3人の女性が次々と誘拐された。そして4人目が誘拐された際、被害者の車を運転中に警察に見つかった犯人のフランシスは手榴弾で自爆。しかし車内に遺体はなく、生存の可能性があるものとしてBAUが捜索に乗り出す。捜査が進むにつれ、彼はミリシア(民間の武装集団)のメンバーだったが妻への虐待が原因で追放となり、自分だけの王国を築こうとしてたことが判明。そしてその「王国」が発見されるが…。

キャスト

デヴィッド・ロッシ ジョー・マンテーニャ BAU創設メンバー。ホッチの師
アーロン・ホッチナー トーマス・ギブソン BAUトップ。家庭は崩壊
エミリー・プレンティス パジェット・ブリュースター 途中から参加。語学の達人
デレク・モーガン シェマー・ムーア 正義感、タフガイ担当
ドクター・スペンサー・リード マシュー・グレイ・ギュブラー IQ187の天才。母親が統合失調症
ジェニファー・ジャロー エー・ジェイ・クック BAU広報担当
ペネロープ・ガルシア カーステン・ヴァングスネス 情報担当。本部から出ない