第16話

傷だらけの帰還

 ブラジルでのホレイショはどう見てもただの大量殺人者なんだが……なんでアメリカに戻ってくることができたのだろう。
 CSIの一員であるカリーが誘拐され、以後、犯人たちの殺人の痕跡を消す作業に協力しつつ、ヒントを残し続ける技は、うまく作ってあるなあと感心した。最近のマイアミとしては珍しくきちんとした作りになっていたと思う。
 やたらと早い場面転換など、落ち着きのない演出はそのままだが。

殺人の容疑者としてブラジルに引き渡されたホレイショだが、ブラジル警察は彼を逮捕しなかった。そしてホレイショは銃撃戦に巻き込まれ…。一方、CSIは誘拐されたカリーの捜索に必死になっていた。カリーを誘拐したのはセスとトミーという2人組。2人はロバートという男を射殺しており、その証拠隠滅をさせるためにカリーをさらったのだ。ロバートの死の謎を探りながら、助けを求める策を講じるカリーだったが…。