1999年アメリカ。
ボーンシリーズというと、別の記憶喪失アクションものがあるが、こちらは連続猟奇殺人サスペンスもの。
4年前の事故で寝たきりになり、首から上と指一本しか動かなくなってしまったライムが、有能な女性巡査ドナヒーを無線で指揮して捜査に挑むプロファイルもの。
けっこういい出来だが、込み入った話なので原作を読むほうが面白いかもしれない。
ドナヒー役のアンジェリーナ・ジョリーがちょっと息を呑むくらい美しく撮影されている。汚い地下道みたいな背景ばかりなので、彼女の美しさがよけい引き立つという仕組み。こういう撮り方もありなんだな。
1999年というと、感覚的にはちょっと前、コンピュータ的には大昔という感じで、この頃撮影された映画のコンピュータ操作はいまみると若干つらいことが多いが、この映画におけるコンピュータの役割はそうとう大きいにもかかわらずいま観ても違和感がない。脚本・演出がすぐれているのだとおもう。
犯人像は、怖い。こんなやつに狙われたくない。
リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)は全米でも有数の犯罪捜査官だったが、4年前の事故で寝たきりになっていた。パトロール警官のドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)は男の惨殺死体を発見、証拠を残す手際のよさをライムにかわれ、助手に任命される。犯罪現場に残っていたのは奇妙な骨と紙片。それを分析するため、ライムの部屋が科学捜査班の対策本部となる。現場の証拠を元に次の犯罪を予測したライムだが、ときすでに遅く第二の犯罪が行なわれる。犯人は、ライムたちに挑戦しているようだった。無線でドナヒーに指示を送り、二人三脚で事件に挑むライム。捜査線上に浮かんだのは1900年代初頭の出版社のロゴマーク。事件はいよいよ混迷の度を深めるが、ライムは屈せず事件の解決に乗り出すのだった。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31865/story.html
キャスト
リンカーン・ライム | 元科学捜査官 | デンゼル・ワシントン |
アメリア・ドナヒー | 巡査 | アンジェリーナ・ジョリー |
セルマ | 看護婦 | クィーン・ラティファ |
チェイニー | 部長 | マイケル・ルーカー |
ポーリー・セリット | エド・オニール | |
ケニー・ソロモン | マイク・マッグローン | |
リチャード・トンプソン | リーランド・オーサー | |
エディー・オーティズ | ルイス・ガスマン |
スタッフ
監督 | フィリップ・ノイス |
製作 | マーティン・ブレグマン |
製作 | マイケル・スコット・ブレグマン |
製作 | ルイス・A・ストローラー |
原作 | ジェフリー・ディーヴァー |
脚本 | ジェレミー・アイアコーン |
撮影 | ディーン・セムラー |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
美術 | ナイジェル・フェルプス |
編集 | ウィリアム・ホイ |
衣装 | オデット・ガドリー |
EP | ダン・ジンクス |
EP | マイケル・クラウィッター |