電子書籍レビュー「まさか発達障害だったなんて」

日本の電子書籍の数もだんだん増えてきた感じ。
老眼も進んだことだし、たいていの本はタブレットで読んでいる。
最近では「まさか発達障害だったなんて (PHP新書)がよかった。
さかもと未明さんが四十歳をすぎて発達障害ADHDを併発していたことに気づき、それまでの人生を振り返っている本。主治医とさかもとさんが交互に書く形式で、実感と医学的な解説がバランス良く配置されている。
なんか生きづらいなーと思っている人は読んでみると吉。
ただ、アスペルガーを診断できる医師が、日本には極端に不足しているらしく、料金も一度の診察で三万円程度かかるようだ(この点については本書ではふれられていない)。
わかったらわかったでつらいし、わからないまま生活するのもつらい。先のみえない問題であります。