第19話

CSI:6 科学捜査班 「迷宮の扉」

 霊媒セドナを中心にして、現在と過去の事件が同時に暴かれる。
 冒頭は、女の子ふたりが占いをしてもらっている場面。ひとりには無難なことを、もうひとりには大変な危険が迫っていることを告げる。サボテンの枝とかロディオとか、とても具体的な状況を挙げて。
 怒った女の子たちが出ていってほどなくセドナは銃で撃ち抜かれて殺される。殺された状況はさきほど自分が言ったことと一致。彼女は自分の死を予言したのか、霊媒師としてホンモノだったのかという疑問がサブテーマとしてずっと流れ続ける。
 彼女のもとに犯人逮捕のための助言を求めに行った刑事がいた。彼が追いかけているのは、警官の妻殺しの犯人。疑わしいのは夫。しかし、死体が出ていないので失踪の域を出ない。
 しかし、セドナのお告げに、容疑者の夫を同様させる情報があった。
 いよいよ高まるセドナ霊媒師としての信憑性。
 彼女が占いによって夫婦の仲を裂き、恐喝をしていたという証言も出る。
 犯人は逮捕されるが、セドナの正体は明らかにならないまま。それでもCSIらしい結末だったとはいえる。