2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」(フィリップ・K・ディック)を読んだ。昭和に買ってあったのを今頃。 書かれたのは1965年で、もはや古典の領域。冒頭からいきなりスマイル博士のカバンなどというガジェットが登場して、ディック節炸裂。 時は2004年、…

第7話

FBI行動分析課 「一家惨殺 The Fox」 「狐の事件を解決するには狐の気持ちで考えろ」といった台詞があったような気がする。だから、原題は「狐」なんだろうけど、日本語にするとよくわからない。だから、内容そのままに一家惨殺と訳したんだろう。 「えっ、…

第21話

霊能者アリソン・デュボア 「死の天使」 大詰めとあって、バイアティカルのネタを振ってきた。 生命保険をかけていた人が難病になるとする。 仕事はできないのに、治療費や生活費で大金が必要になる。が、生命保険を解約しても戻ってくる金額はほとんどない…

第11話

対テロ特殊部隊 「拭えぬ傷跡」Schickasalsschlag 東西ドイツの統合が遠因となった復讐劇。 東ドイツの爆弾担当の警察官が統合後、GSG-9に応募するも落とされ、生活保護を受けるまでに落ちぶれる。 宝くじロト売り場での爆発テロ。元専門家だけあって、ボー…

第11話

米国極秘部隊 「真実 Exposure」 Exposureは真実というより暴露とか公開という意味が強いみたい。 死んだユニット隊員の未亡人を招いて催される「死者の日」に、ジョナスの同僚だったゲイリー・ソトーの息子のキースがやって来る。ジョナスは、新聞記者にな…

第21話

悪魔のブライズメイド 昨日見損ねたので再放送を観た。 母子がいる。父親はいない。弁護士である母親が無茶苦茶な理由で離婚した。 息子の結婚式当日、式が終わり、新婦新郎の乗った車が教会を出て行こうとしたとき、客たちがどよめく。車は、新郎の母親を引…

生きる

省略の美学 黒澤明監督「生きる」のリメイクドラマ。 なにしろ映画を観たのは昔のことなので、比較はできない。 でも、話の骨格がよくできているのは確かで、葬儀のあとのシーンでは泣いてしまった。 なにしろ、脚本がすごい。黒澤明、橋本忍、小国英雄によ…

ホステル2

「ホステル2」を公開初日に観てきた。クエンティン・タランティーノのプロデュースで大ヒットした「ホステル」の続編。監督も同じ、イーライ・ロス。 新宿K's cinemaは狭いミニシアターなので、客席は満員。ロビーにはTシャツが飾ってあった。Helpだけでいい…

第10話

鍵 Frank's Best 五年前、小さな雑貨店の店主フランクが撲殺された。犯人はすでに逮捕されていた。店員で、エルサルヴァドルからの不法移民リカルドである。 しかし、リカルドは罪を認めていなかった。 弟のパウロと弁護士が、再捜査を求めてやってる。 調べ…

第7話

「再びの地、NY」 舞台がニューヨークに移ったので、今度はマックがメインで、ホレイショーが助太刀に来る。 ここで事件はふたつに分岐する。 ひとつはホレイショー、ステラチームのリディア事件。 もうひとつは、マック率いるメンバーがダリアスを追う。ダ…

第7話

「NYからの使者」 wowowで再放送している。 たまたま観ていたら、マイアミ4とNY2が入れ子になっているスペシャル企画だった。観たはずなのに全然憶えてなくて、最後まで楽しめた(それはそれで大問題のような気が)。 リディア・ジョンソン殺害事件の重要参考…

第10話

対テロ特殊部隊 「合言葉」 わかりやすい悪人が出てくる。 冷徹で、頭が切れて、有言実行の人。 惜しむらくは刑務所のなかにいる。 脱獄を企てるが、GSG−9にあっさり捕まる。 しかし、刑務所に戻されて二時間で、レーマーは完全に刑務所を掌握してしまう。医…

第10話

ザ・ユニット 米軍極秘部隊 「予期せぬ衝撃」 アフリカのどこかの国で軍事教練をしているボブ・ブラウン。 そこに見知らぬものからのメッセージが届き……という展開で、今回はチーム戦ではなく、ボブの孤独な戦い。 人のいうことを全然聞かない国務長官が突然…

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!

「超炎天下ショージの(秘)猛特訓!!」 出演:ダウンタウン、山崎邦正、ココリコ、村上ショージ ひさしぶりに見たけど、当たりの回だった気がする。 村上ショージの「教室シリーズ」なのだそうだ。 35度の炎天下、どこかの海岸で、村上教官を待つメンバーたち…

第9話

コールドケース3 「ペンダント」 水が描かれる。 ふたつの水。 ひとつは陽光の下、繰り返し波が打ち寄せる海。 永遠になくならない幸せの象徴。 もうひととつは、夜の川。 なんでも流し去ってしまう。消失の象徴。 事件は、共依存による家庭内暴力だ。おそら…

第20話

CSI:6 科学捜査班 「クレージーストリート」 CSIシリーズをたくさん観ていると、だんだん犯罪に関するアイコンが見えてくる。 ポスター貼りは流浪、狂信的、取り替え可能なパーツ、暗闇の生き物といったイメージ。 ヒップホップやラップは、貧乏、のし上が…

逃亡くそたわけ

いまのままではダメになる、と思う人へ 「逃亡くそたわけ」を読む。 九州最大の精神科単科病院。その開放病棟から、躁転した21歳の女の子と24歳の茶髪のサラリーマンが脱走する。 花ちゃんはなごやんに言う。 「これ以上テトロピン飲み続けたら廃人になるけ…