霊能者アリソン・デュボア 「死の天使」
大詰めとあって、バイアティカルのネタを振ってきた。
生命保険をかけていた人が難病になるとする。
仕事はできないのに、治療費や生活費で大金が必要になる。が、生命保険を解約しても戻ってくる金額はほとんどない。
そんなときに、ある程度まとまった金額で生命保険を買い取るシステムが、バイアティカル。保険金は買い取った側が払い続け、しかも、被保険者が生きているうちは一定の金額を払い続ける。
死ねば、保険金は買い取った側が受け取る。
つまり、被保険者が長生きするほど、買い取った側は損をする。こんなにミステリーに向いた題材はないですね。
日本ではまだ裁判中で、このようなシステムが、取り入れられるかどうかはよくわからない。
アメリカでは、末期のエイズ患者を対象とすることで広がり、いまは70代以上の高所得者に広がりつつあるという。んー、やっぱり高額な保険でないと相手にしてもらえないのか。そりゃそうだな。
あとはドラマの中で出てきた数字、事故の47パーセントは自宅で起きる、そのうちの61パーセントは風呂場だという数字が面白かった。なんで日本の推理ドラマにはこういう統計的な数字が出てこないんだろう。