第10話

総力戦!! 運命の心臓移植

 いよいよふたつの手術が同時に手術開始。
 かならずしも朝田の敵役というわけではない鬼頭笙子を演じる夏木マリのうまさに脱帽。口には出さねど、ライバルだよね。鬼頭はむしろ野口の最終的な敵かも。
 今回のサプライズ。鬼頭の患者、山野文彦を演じたのが中村まことだったこと。この人、好きなんです。舞台の上とは全然違う印象でしたが。


 このドラマはずっと緊迫しっぱなしで手を抜かないからいいなあ。
 克服すべきトラブルの設定にやや、やりすぎ感はあるが。
 ドナーの心臓を取りに行った伊集院の救急車が、事故を起こしたトラックの前で停車し、呆然としているところとか。これは最終回に片岡をいい人にするための伏線にすぎず、ちょっとやりすぎ。
 最終回の内容次第だけど、片岡という人物自体今回の物語には不要だったのかもしれない。熊のストラップ、毎回出すほどの伏線じゃないと思うぞ、たぶん。


 あ、あと、このドラマの唯一の弱点は、サブタイトルの付け方のダサさだな。これは誰の責任なんだ、いったい。