第10話

一世一代の感動的なプロポーズ

 うーん。まだ最終回じゃないのか。
 どこまでひっぱるんだー。
 というか、このうじうじさ加減、なに。
 四万十太郎の豪快さがすっかり消えてしまった。鈴はあいかわらず魅力ないしなあ。
 もっと、昭和らしい、戦後の混乱期らしい、海辺の町らしい、なにががあるでしょう、と思ってしまう。自分では思いつかないけど。ああ、あと映画館ね。映画館、最終回では利用されると思うけど、これまで無視というのはちょっとあんまりでしょう。なんのエピソードもなかったぞ。
 記憶喪失はいまやそれほど視聴者の興味を掻き立てる題材ではない。SFにおけるタイムマシーンのようなものだ。
 それなのに、太郎は崖から落ちて、また記憶喪失状態で発見された……。
 次回、なにがあっても、もう感動せんけんね。