第13話

超能力少年

 強盗殺人と少年に発現した予知能力。ふたつのエピソードが重なるのだけど、どうも見終わったあとの爽快感がない。
 どちらも単独のエピソードとしての完成度は高いのに接着を失敗したというか、水と油をくっつけてしまったというか。
 予知少年のおかあさんもまた超能力少女ともてはやされ、嘘つきとバッシングされた過去がある。この部分があまりにもありきたりすぎたのかもしれない。どちらにしろ、残念な一作。
 鑑識さんが相棒役になりつつあるけど、これはフェイクだよなあ。

予知能力のある子供・拓海が銀座のクラブに強盗が入ると予知した、と母親の順子(濱田マリ)が右京(水谷豊)のもとへやってきた。そのとおりに銀座のクラブで強盗殺人事件が発生する。突然、拓海にだけ聞こえてくる「お告げ」が未来の出来事を知らせるというのだが…。「お化けと超能力は信じていますよ」という右京は米沢(六角精児)とともに順子の自宅を調べるが…。少年の謎の超能力に右京がさらなる推理能力で挑む!

放送日:2009年1月28日
ゲスト:濱田マリ
脚本:櫻井武晴
監督:近藤俊明