第12話

逃亡者

 新キャラ左刑事登場。
 まさかこの人が相棒になるのでは……と不安にかられるが、そんなことはなさそうだ。たぶん。
 外国人の犯罪と逃亡がテーマ。
 犯罪人引渡条約の壁、被害者家族の無念が描かれる。
 みんなすぐ外国に飛んじゃって、金持ちだよなー。
 なんて邪念がわくのは、あまり話の展開が面白くなかったからだ。細かい意外性は用意してあるんだけども、なんだろうこれは。問題意識のほうが先走っちゃったんだな。あまりよくない傾向だ。
 亀ちゃんの動向がまったく描かれないのは、連ドラとしてはとても潔い。この姿勢は貫き通してほしい。
 でも、花の里のシーンがないのは淋しいな。新しい相棒が見つかるまでは封印か。

女性の遺体が発見された。捜査に参加した所轄の左刑事(丸山智己)は、被害者女性の恋人・志茂川(山下徹大)を容疑者扱いし、伊丹(川原和久)と対立。女性が死の直前自ら110番通報していたことが判明。右京(水谷豊)はその録音テープからスペイン語を話す男女の微かな声を聞き取る。携帯電話に残された指紋からマルコという日系ルベルタ人が浮上。右京はマルコの元恋人のエリ(英玲奈)から事件の真相を聞き出すが、マルコはルベルタに帰国していた。犯罪人引渡条約の壁に阻まれた右京は小野田(岸部一徳)にある依頼をするが事件は意外な方向へと展開し…。

放送日:2009年1月21日
ゲスト:丸山智己 山下徹大 英玲奈
脚本:櫻井武晴
監督:橋本一