第8話

対テロ特殊部隊 「アメリカからの訪問者」

 港に停泊している船を急襲するGSG-9。しかし、見張りは自爆、ほかのメンバーは逃げてしまい、作戦は失敗。
 リーダーが軍用機地だった空港に来るという情報を掴み、GSG-9が出動すると、飛行機の中から出てきたのはウヤルという民間人を捕まえたCIA捜査官だった。
 入り組んだドラマが展開し、立場は逆転。ウヤルはテロ組織のリーダーであったことがバレるが、CIA捜査官を人質にとって逃げてしまう。
 このくらい起承転結があると面白いなあという典型例。
 デミアの兄は死に、妹はボランティアのため国を出ようとしている。政治や民族のねじれをうまく家族の問題に入れ込んでくるなあと感心した。