第18話

霊能者アリソン・デュボア 「シグナル」

 人間、なにか危機を感じるとS.O.S.を発するという話。
 霊能者対決という意味では、前にも裁判ネタがあった気がする。
 家庭の事情と事件の捜査がときには交錯し、ときには反発しあうのがミディアムの特徴で、今回はよくできていた。
 ジョーの立場はつらいね。家族のなかでただ一人霊的能力がない。ふつうとふつうでないものが逆転している構図。父性と母性の対立というふうに捉えたら、べつに逆転でもないのだけど。おとうさんの孤立と無力さの物語としてもよくできているのかな。