第22回

未解決凶悪犯罪 「ポーカー」
 1984年、ギャンブル狂いの救命医が射殺される。
 黒人のホームレスが逮捕され一ヶ月後に獄中死するが、いまごろになって、犯人は白人男性という証言があらわれる。
 奥さん、息子、同僚、ポーカー仲間が次々に尋問される。
 対話の連鎖が面白い。
 ポーカーシーンもなかなか。
 依存症の怖さがある程度、出ていた。最後はある意味ハッピーエンドだけど。
 それよりも、スコッティ・ヴァレンズが、公園で少年を誘拐しようとしている潜在的幼児同性愛者をぼこぼこにしばきまくるエピソードのほうが気になった。過去になにがあったんだ、ヴァレンズ。想像を裁くのは犯罪だぞ。もっとも、ずっと狙って最後には話しかけていたから限りなくグレーではあるが。