第6話

FBI行動分析課 「虐殺の儀式」

 いまでもインディアンの居留地ってあるんだ、と驚く。
 パーティをしていた大学生たちが、先住民の虐殺の儀式と同じ様式で殺される。
 あまりに凄惨な殺人現場のため、直接の描写はない。
 今回の印象的なシーンは、居留地からやってきたアパッチの後裔。人間離れしたその能力にリアリティがあるのかどうか、これはよくわからない。
 話は後半、カルト集団に中心が移っていくが、彼らの異常さは日本でもお馴染みだ。
 やや、意外性には欠けるものの、現代アメリカを観るドラマとしては面白かった。私が観ている限りでは、まだこの手の犯罪ドラマにメガチャーチは登場していないみたいだ。あれはカルトではないが、日本人から観るとほんとに気持ち悪い。ぜひ舞台としてほしい。


 日本のドラマのイマイチな点は、日本を見ようという意識の低さだと、いま、気づく。
 気づいたばかりなので、この話はまたいずれ。
 珍しくそういう意識の高い「相棒」の感想で書くかも。