第2話

科学捜査班 「抹殺された男」

 暴走族の内輪もめの話。
 暴走族のほとんどは無害なバイク好きだが、なかにとんでもない悪党がいる、というわけで、日本でいえば公安が潜り込んでいる感じでしょうか。潜入捜査員が殺害される。
 ポイントになるのは、イスラエルで作られた特殊な拳銃と、妻の存在。潜入捜査員とその妻の日常は、いわれてみれば過酷だ。一人は二重生活、一人は裏表のない生活。そのねじれが生む悲劇。
 「ザ・ユニット」を観ていて感じる苛立たしさは、このあたりの不徹底にあるのではないかという気がした。妻ができすぎなんだよねー。そんなわけあるか、といつも感じる。