スティーヴン・キング 8つの悪夢 「ロード・ウイルスは北に向かう」
wowow、15時から。
スティーヴン・キングの自己妄想力炸裂の一編。主人公の人気作家リチャードはほぼ忠実に自分をなぞっている感じ。ホラーを書いてる大人気作家、サイン会に行くと、背中一面に彼の作品の彫り物をしたファンがサインしてくれと迫ってくる。
癌の不安を抱え、ひとりでドライブするリチャード。途中で、ふとガレージセールに立ち寄り、自殺した青年の絵を買ってしまう。気の迷いというやつ。
逃げても逃げても絵がリチャードを追ってくる。理屈はなく、ただ不条理で怖い。
「これだから車はなあ」
と車嫌いの私は勝手なことを思う。