第8話

FBI行動分析課 「ナチュナル・ボーン・キラー Natural Born Killer」

 生まれつきの殺人鬼という意味のタイトルだが、生まれつきじゃないじゃん。環境まで含めて、こういうところに生まれて来ちゃったらこうなるよね、ということなら納得だが。
 話はメリーランド州の民家で、老夫婦の惨殺死体が見つかるところから始まる。死体は二つだが、殺人は三つあったのでは? とギデオンが指摘する。
 手口を分析するうちに、似たような未解決事件が百件以上あることが判明し、こりゃとんでもない怪物だということになる。
 ひっかけで、犯人は比較的簡単に逮捕される。
 が、恐ろしいのはそれから。犯人がどうして殺人鬼になったのかが明かされる。
 そして、アーロン・ホッチナーと犯人とのちょっとしたやりとり。ホッチナーは行動分析課の責任者だが、過去に傷をもっていると紹介されている。その一端が仄めかされた。名台詞といえる。