また又・三匹が斬る!

 仕事をしながら『また又・三匹が斬る!「幻の狐の嫁入り見て死んだ」』の再放送を眺めていた。
 高橋英樹役所広司春風亭小朝らの素浪人が悪代官ども(この話では代官ではなく、その嫁が悪いのだが)をばっさばっさと斬りまくる。
 私はふだんあまり時代劇を見ないので、お約束がよくわからない。
・相手をいくら斬っても着物は切れない
・血は出ない
 ま、それはいいか。
 みね打ちなのかなあとも思ったが、どう見ても皆殺しである。小朝は槍をぐさぐさ突き刺しているし。あれで死ななきゃ化け物だ。
 事情を知らない下っ端までぜんぶ殺していいのかなあ。見ててもあまり気が晴れないんだけど。
 あと、屋敷の人間を皆殺しにして、素浪人たち、晴れ晴れとした顔で去っていくのだが、いまだったら警察署を爆破したから捕まる心配はない、みたいな感じなのだろうか。
 不思議な世界だと思いつつ、眺めていたのだった。