コマンドー

 「ターミネーター」の後でアーノルド・シュワルツネガーが主演したコメディ作品。うそです。
 コメディはではないけど、笑える作品。これも違うか。
 笑っている場合ではないくらい人死にが出るんだけど、シュワルツネガー演じるジョン・メイトリックスが強すぎて笑わざるを得ない。
 これが一人軍隊映画の始祖なのかな。
 娘役の女の子、アリッサ・ミラノがやたら可愛いです。お父さんが敵を殺しまくるたびに拍手喝采で、PTSDとは縁もゆかりもなさそうなところもいっそう爽快な、ライフル協会大推薦(知らないけど)の大殺戮映画。
 かつての部下、ベネットとの死闘はやっぱり名シーンかな。あんな可哀相な最期はないって。


 この映画がテレビで放送されるたびに2ちゃんねるの実況スレでは祭になるそうである。
 気持ちはわからないでもない。


かつてコマンドーのリーダーとしてならしたジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、11歳の娘ジェニー(アリッサ・ミラノ)と山荘にひき込もり静かな生活をおくっていた。ある日上司だったカービー将軍(ジェームズ・オルスン)が来て、最近メイトリックスの部下だった者が次々に殺されていることを告げ、2人の兵を護衛として残して去った。間もなく、敵が山荘を襲い、ジェニーをさらっていった。後を追ったメイトリックスはつかまり、麻酔弾を射ち込まれた。気がつくと、南米バル・ベルデの元大統領アリアス(ダン・ヘダヤ)がいた。かつてコマンドーは独裁者だった彼を追放し、民主的に選ばれた大統領を政権につける工作をしたことがあった。アリアスのそばにベネツト(ヴァーノン・ウェルズ)がいた。彼もコマンドー隊員だったが、あまりに人を殺しすぎるので、メイトリックスに追われ、復讐の機会を狙っていたのだ。アリアスはジェニーの生命と引き換えに、現大統領の暗殺を命じた。メイトリックスはサリー(デイヴィッド・パトリック・ケリー)につれられて、バル・ベルデ行きの飛行機に乗せられたが、黒人用心棒の首をひねり、離陸直後の飛行機から飛びおりた。飛行機がつくまでの11時間内に救出しなければ、娘の生命はない。黒人スチュワーデスのシンディ(レイ・ドーン・チョン)を脅して、彼女の車でサリーを尾行、ショッピング・センターで大乱闘をやったあと、サリーの服からモテルの鍵を見つけた。そのモテルで黒人殺し屋クック(ビル・デューク)を待ち伏せて殺害。クックの車から飛行機の給油の請求書を見つけて、給油所に行く。ここのオフィスで海図を見つけ、サンタ・バーバラ近くの島があやしいということが判明。軍用品放出店に侵入し武器を調達していて警察につかまるが、シンディのおかげで脱出に成功した。シンディ操縦の水上飛行機で、メイトリックスは島に行き、時限爆破装置を兵舎にしかける。次々に兵舎は爆発。敵兵の発射する弾丸の嵐の中をメイトリックスは鬼神の如き形相で走り抜け、敵兵数百名を抹殺し、アリアスも射殺。ジェニーはとじ込められている部屋を逃げ出し、ボイラー室に隠れるが、ベネットにつかまってしまう。メイトリックスは1対1の勝負を挑む。死闘の末に、鉄パイプがベネットの腹を貫き、先端から湯気が出た。ヘリコプターでやって来たカービー将軍のカムバック要請を断ったメイトリックスは、娘を抱きしめながら、シンディとともに水上飛行機で島を後にする。

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