本の紹介をするときは、なくべく原文を引用するべきだとおもう。とくに小説の場合。
だって、どんなに苦労して紹介したって、文体を紹介するのは無理だ。文体こそ小説の肝なのに,それが伝わらないなら意味がない。引用すれば、誤解の余地なく伝わる。それで、個人的にはなるべく引用部分を多くすることにしたのだけど、間もなく物理的限界にぶつかった。
本を開きながら、キーボードを打つって無理なの。
とくに親指シフターには絶対無理。
だから、数語を暗記して打って暗記して打ってということを何回も繰り返して、これはこれで脳の運動になっている気もするけど、もう疲れた。
「書見台を探そう」と思い、行き着いたのが、これだ。
ブックストッパー。
重しのついたクリップとでもいえばいいか。写真でみる印象よりはひとまわり大きい。
どうしていままでこんな便利なものを知らなかったのか、と自分にびっくり。
本の弱点は、ずっと手で開いていないと閉じてしまうことである。当たり前すぎて気づかないけど、引用するときは大変だ。そこらへんにあるものをページの端に乗せまくって、はじけ飛んではあわあわとあわてることになる。
値段も840円と安い。書籍から言葉を引用する人ならぜったい買うべき逸品だ。
詳しい紹介はこの記事なんかがいいんじゃないかとおもう。