未解決凶悪犯罪 「スーパースター」
犯人は境界性人格なのかな。
そんなラベリングはどうでもいいとして。
他人より高みに立とうとする。
高望みする。
おれはおまえのために○○してやったという。
そして、自分の中身は空白。
私のいる業界にたくさんいそうな人格。
今回は、ドラマよりもなによりも、他人への恫喝的執着に目を奪われた。
こういう人にだけはなりたくないし、つきまとわれたくもない。
しかし、人の心には、たぶんこの犯人の心の要素が、いくらかは含まれている。それは意識して追い払わなければならないものだ。心の空洞の処理の仕方に関する問題だ。
迷惑かもしれないが、つい最近読んだ「海辺のカフカ」を思い出した。村上春樹は、いつも心の空洞をどうやって満たすかを考えている人であるような気がする。