「アイス・プリンセス」(2005年米)を観る。というか、いつの間にか観ていた。これもWOWOWの魔力か。
フィギュアスケートの話。物理学が得意でハーバード大学への進学を目指している高校生が、フィギュアスケートの魅力に取り憑かれてしまう。
「わあ、このかわいい娘は誰だ」
と思い、最後まで観た。
ミシェル・トラクテンバーグだった。
映画は家族の絆みたいなものを描いているが、これはアメリカ映画の宿命かしらん。いらんのに。スケートに反対していたお母さんが、試合会場に姿を現したとたん、主人公が失敗から立ち直りスーパーテクニックを次々と繰り出すという展開はあざとすぎです。少女マンガでもここまでしない。でも、ミシェル・トラクテンバーグが滑っているからいいんだけど。
実況が叫ぶ。
「こんなに鮮やかに失敗から立ち直った演技は、1992年の伊藤みどり以来です」
伊藤みどり、1992年になにをしでかしたのか。すごく気になる。
ミシェル・トラクテンバーグが滑っているからいいんだけど。
終わらんとけ、と思いました。あっけなく終わってしまったけど。