G.I.ジェーン

 「G.I.ジェーン」(1997年アメリカ)。
 なにもしらずにすげえなあと思いながら観てたら、リドリー・スコット監督ですか。やっばりというかなんというか。
 戦争映画じゃないです。兵士映画であり、女性映画でもある。
 goo映画の言葉を借りると「性差別が根強く残る米海軍の女性将校が、超過酷なエリート偵察部隊訓練に挑戦して仲間との性差を越えた信頼を築くまでを描いたドラマ」。的確な要約です。
 政治的要素、性問題も含まれ、じつはかなり複雑な話ですが、ストーリーはひたすらしごきに耐える海軍情報部のジョーダン・オニール大尉の物語となっています。演じたデミ・ムーアが凄い。鬼曹長ウルゲイルのヴィーゴ・モーテンセンも鬼気迫る。
 映像描写に引き込まれ、気がついたら終わっていた。
 海に浮かびながら、オニールが黒人兵と交わす会話がとても印象的。